腫瘍が見つかったのは宇都宮の呼吸器内科に通っていた高校2年生の時でした。

私は通院しながら学校に行かなくてはならず大変な日々を過ごしていました。

手術日が確定し、色々な検査を行いました。1日で終えとても疲れました。手術は全身麻酔です。麻酔は手術中に切れてしまい、その時の記憶が鮮明に残っています。

すぐに麻酔をされ再び意識を失いました。次に目覚めた時は病室のベットの上でした。麻酔後の吐き気と頭痛にとても苦労しました。

麻酔後は微熱が続き体がだるく、吐き気と頭痛に襲われる毎日です。

お見舞いに来てくれた友人との会話もままなりませんでした。とても辛かったです。

その時は吐き気止めの点滴を打ってもらいなんとか落ち着くことができました。

次に辛かったのが歩く練習です。ずっと寝たきり、車椅子移動だったので歩く練習は大変でした。

看護師さんが優しく支えてくれ、家族も一緒に頑張ってくれました。

迷惑をかけないよう私自身も頑張っていました。辛く苦しくても平気そうに装っていました。

しかし愚痴を吐き、辛さを伝えるととても楽になりました。

一番つらいのはもちろん自分です。しかし周りに迷惑をかけないように無理にとりつくろってしまいがちです。しかし多少は家族や病院スタッフに甘えることも大切だと感じました。

無理するとよくなりません。愚痴や苦痛を吐き出すことで心だけでなく、体も大分良くなります。