がんや腫瘍ができてしまうと、もう先は真暗になってしまうことは、無理もないことです。
しかし、闘病生活という言葉がありますが、最近では、がんにしても腫瘍にしても、上手く付き合っていくと言う考え方もあります。
もう10年以上も前ですが、義父が肝臓がんを患いました。
余命半年と言われながら、結果的には1年以上も生きながらえることができました。
本人もかなりのショックでしたが、入院中は、治療を続けながら普段は会話も少なかった義母や家内(娘)との会和を楽しみながら、余生を送れたことと思います。
看病は義母と家内が交代で行っていたのですが、精神的な疲労は半端ではなかったと思います。
しかし、義父の気持ちの切り替えから、
「ありがとう。」
の言葉をいつも出すようになってからは、とても病室内も明るくなっていたことが、とてもよかった事だと思います。
義息子であるかないかと私にも、
「良くなったら、また、庭でバーベキューをしような。」
とにこやかに笑っていたことを今でも覚えています。
高いした義父ですが、最後まで笑顔でいてくれたことが、遺族である私達の心に残っているのです。
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